緊急地震速報はその仕組み上、下記の限界を有します。
(1)速報が出された後、実際に強い揺れが到達するまで長い場合でも
十数秒〜数十秒しかありません。
(2)震源に近いところでは強い揺れの到達に速報が間に合いません。
(1)以下のような条件では精度が低くなります。
・発生初期段階
・大規模地震や、時間的、空間的に近接した複数の地震発生時
・震源深度が極端に深い等の特殊な地震発生時
(震源地の深さ150km以上の場合)
※速報に含まれる確からしさ情報により、「信頼性の高い速報のみ」
お知らせすることができます。
(2)設定した通報震度付近では、震度計算誤差により誤報通報、あるいは
通報されないことがあります。
(3)余震の通報では、本震被害によるインフラ、あるいは
緊急地震速報システムの損壊により通報できない場合があります。
これらの仕組み上の限界をご理解の上、運用方針、導入検討下さるようお願い致します。
また、緊急地震速報を有効に使用頂くには日頃の訓練が重要です。
定期的に避難訓練を行い、速報通報時に備えてください。